財布を作る その2
ちぺらです。
前回までの作業は糸の径を間違えるとかいう発注者のポカによりストップしていましたが、無事に細い糸を取り寄せたので作業を再開しましょう。まずは前回の記事の最後でヘリ返ししたマチのパーツを縫うところからです。
縫い目がガタガタですね。特に右。これは精神に乱れが生じているためです。きちんと精神を統一して縫えばまっすぐ縫えるはずです。
続いてカードポケットに移りましょう。切り出したポケットをベースとなる革に接着し、カードがずり落ちないように下端を縫っていきます。
3mmピッチの菱目打ちで下穴をあけてしまってますが、4mmを使った方が作業時間も減るし糸も節約できるはずですね。何も考えずに作業してることがこうしてバレます。
これは縫い上がったポケットとアイスを重ねるもちょ pic.twitter.com/MrLtNbS3Pp
— 極東北ワザップジョルノキメセクんご (@cipher_413) 2020年4月12日
オタクくん楽しそうですね。ちなみに麻倉ももさんはご褒美のパンをゲットしていました。
できあがったポケットに仕切りをつけましょう。菱目打ちで素直に下穴あけてもいいんですが、コバが切れるとみっともないので一工夫します。まずは菱目打ちで印だけつけて……
こいつを使います。菱キリです。穴の間隔を微調整できるのでこういう時には重宝します。菱キリの利点はもう一つあって、穴あけがとても静かにできるんです。菱目打ちだとハンマーで打ち込まないと穴があかないので、特に我が家のような壁の薄いボロアパートだと気を使う……というか夜になると全く作業ができなくなったりしますが、菱キリは「サクッ」という音だけで穴があくので夜中の三時でも穴開け放題。というわけでもう夜ですがじゃんじゃん刺していきましょう。
縫って(一番上は糸を二回回して丈夫にした方がよかったと後から気づいた)
同じ要領で反対側のポケットも作って作業終了。次回からは小銭入れ部分を作っていきます。
財布を作る その2