財布を作る その1
ちぺらです。
昨今のコロナ騒ぎでやれ人混みを避けろ、家から出てくるな、等々と言われて自宅に缶詰めの方も多いと思いますが、いざ朝から晩まで家に閉じこもったところで何をするかというと、財布を作る方も多いんじゃないでしょうか。ということで財布を作っていこうと思います。
まずはどんな財布を作るか決めましょう。ちょうど今使ってる二つ折り財布がくたびれてきたことですし、ポケットに入れることを考えると二つ折りの分厚さはマイナスポイントなので長財布にしましょう。
コンビニはケツポケか手に持っていくかでよくない?
— ちぺら (@cipher_413) 2020年3月14日
こういうことです。なお、これを言った後に二つ折り派のフォロワーからボロクソに言われました。
時間があったりスキルがある人であれば型紙を引いてボール紙で試作したりするんでしょうが、色々めんどかったので今回はここのサイトで型紙を買って済ませます。
型紙をダウンロードして印刷したままではペラペラで扱いにくいので、工作用紙とかちょっと厚めの紙に貼って取り回しをよくしましょう。
切り抜いたら革の上に型紙を並べて、どの配置が一番革を無駄なく使えるか考えながら切り出す位置を決めます。とくに革には往々にしてシワやシミがあるので、そういう見栄えの悪い位置を避けたり、完成した時にできるだけ見えない位置になるように注意しながら位置決めをします。別にヴィ○ンとかエ○メスでもないのでそこまで神経質になることもないですが、やっぱり見栄え悪いですからね。
さて、この辺で革の床面を磨いておきましょう。いつものように全面をトコノールで磨きます。
パーツを切り出してから磨いてもいいんですが、そうすると銀面にトコノールが付いて破滅しやすくなるので大きいうちに磨くほうが好きですね。
磨いたら切り出し作業です。まずはケガキ、型紙の周囲を針でなぞってマーキングします。レザークラフトガチ勢は目打ちとか使うんでしょうが、ぼくは由緒正しい工学部の学生なので迷うことなくディバイダを取り出してケガキます。終わったら線の通りに切り出してこの作業は終了。
切ったパーツをオイルアップして、型紙の指示があるところは今のうちにコバを磨いたり裏を漉いたりしておきます。
あっ
でも大丈夫、ここはカードポケットの下端なので組み上げたら全く見えなくなります。接着するので機能的にも問題ないでしょう……
あっ
(ここはマズい、ヘリ返しするからちぎれた木っ端をなんとかしてくっつけないと)
こうして
こうじゃ!
接着したらゴムハンマーでよく叩いて圧着させます。
あとはヘリを返したところに穴あけて縫うだけ……なんですが、地元の手芸屋で適当に買った糸がめちゃくちゃ太いことが発覚。アマゾンで細い糸をポチったので届くまでしばらくお休みです。では。
財布を作る その1