ビジネスチャンス(?)

 ちぺらです。

 つい昨日、長財布が完成したとブログでもTwitterでも報告しましたが、その直後にこんなDMが届きました。(許可はとっています)

f:id:cipher_413:20200417185735p:plain

ん?

……まあいいんです。作業自体は結構息抜きにはなってますし……

 それよりもですね、Twitterを見ていた方なら知っているかと思いますが、このDMの送り主はぼくが中学高校とお世話になっていた先生なんですね。なんで教師と生徒がFFなんだとか、自分に突っ込みたいところはいろいろありますが、何年も育てていただいた恩義というものがありますから引き受けることにしましょう。

 と、いうわけで今日さっそく必要火急の外出をして材料を買ってきました。

f:id:cipher_413:20200417195453j:plain

コードバン。とてもいい色です。本来のコードバンは馬の尻の部分からしか取れないためになかなか値段の張る革ですが、店のおっちゃん曰くタンナー(皮革製造業者)のなかにはそれ以外の部分から切り出した馬革に無理やり顔料染めして表情を隠したものをコードバンとして販売している例があるそうです。「でもこれはそういうんじゃない、染料染めの本物の革だよ」とはおっちゃんの弁。確かに、界隈の革屋では妙に安い、しかし光沢のない"コードバン"が売られていましたがそういうことなんでしょうか。

 曰く本物なだけあっていいお値段がします。これぐらいの大きさで、

f:id:cipher_413:20200417195503j:plain

だいたいもちょの新アルバム完全生産限定版と同じぐらいです。具体的にいくらなのかは各自調べてください。麻倉ももさんの公式サイトとか行けば分かると思います。関係ないですがぼくはトラセだとナンス派です。

 圧倒的お値段の前に前作の長財布の時以上に畏れおののいているぼくですが、今回はそれ以上に大きな問題があります。それは、ぼくにはまだコードバンの加工経験がないこと。切るぐらいならなんとかなるでしょうが、コバの処理はどうしたもんかとか今からいろいろ考えています。しかも自分用ですらない人様の依頼で作るものですからなおさら失敗できない。あ~~~

 まあ材料買っちゃったしやるしかないでしょ。というわけで新シリーズ、二つ折り財布製作記スタートです。