ラウンドファスナー長財布を作る
ちぺらです。今回はTwitterのフォロワーに脅されて財布を作ったのでご報告です。
ご本人(田中琴葉P)から「琴葉のキャラカラーで作れ」と脅されたので、琴葉カラーでもある#92CFBB[1]に近い色の革を探すところからスタートです。というのも、タンニン鞣し革はその製法から少しくすんだ色や落ち着いた色のものが多く、このようなパステル調というか淡い色合いのものはなかなか無いのです。八方手を尽くして野山を駆けずり回った結果、浅草橋のとある皮革専門店でこの革を発見しました。銀面をやすりでわずかに起毛させたオイルレザー(ブランド名も聞いたんだけど忘れた)で、使い込むと毛羽が寝ていい感じの艶が出てくると思います。内装はナチュラルのヌメ革のフルレザー仕様です(布を扱う技術がないとも言う)
例によって製作に夢中になってしまってロクに写真撮ってないので、製作風景はダイジェストでどうぞ。
よくある作例ではファスナーを布ワッペンで固定していますが、手芸屋の店員に聞いても同様のものを発見できなかったので手元にあったコバ磨き用の帆布を切って貼り付けました。ガハハ、これでワシは手芸屋店員以上ってわけや!外装の革がかなり柔らかいので、型崩れ防止とファスナーの取り付けガイドを兼ねて芯材(テキソン0.4mmを重ねて0.8mmにしたもの)を入れてあります。コバはいつものように染色して蜜蝋で磨きました。